
今日は、hiyokoです。総合病院で薬剤師として勤務しています。
子育てをしながら、多忙な病院薬剤師を続ける中で、「正直きついな・・・」と思ったことはありませんか?
「好きで選んだ仕事なのに、辞めたいと思ってしまう…」こんな悩みを実際に自分も経験しましたし、同じように辞めていく職場の先輩方も多くみてきました。
ここでは、実際に病院勤務を辞めていく人が多い理由と、「辞める」以外の現実的な選択肢を整理してまとめていきます。
子育て中の病院薬剤師が辞めてしまう理由トップ5
理由① 急な残業・当直・呼び出しに対応できない
地域や病院の規模にもよりますが、病院薬剤師は急な突発対応が求められたり、業務終了時間が読めないことが多いです。
- 急な残業の発生
- 当直対応やオンコールでの呼び出し
- 土日当番の対応
- 自己研鑽の名の下、研究活動や論文作成への協力、など
時間外の業務が発生することは多々あります。
そんな時は、保育園のお迎えや家事育児に家族の協力が前提になりますが、夫の仕事の都合上、ワンオペで何とかしないといけない場面もあります。
自分だけが何とかやりくりしないといけない負担感、責任感が重なると、病院での勤務が辛くなってしまいます。
辞めずに済む選択肢
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する親は、事前に申請を行うことで、以下の制度を利用できるようになります。
- 所定外労働の制限(残業免除)
- 時間外労働の制限(1か月について24時間、1年について150時間を超える時間外労働を制限)
- 深夜業の制限(午後10時から午前5時の深夜勤務を制限)
残業免除については、以前の制度は対象の子の年齢が3歳まででした。が、3歳ってまだまだ手がかかる年頃。本音はもう少し期間を延長したいですよね。
2025年4月からは対象が小学校前の子どもまでに延長されたため、子育て中の労働者にとっては、更に安心できる使いやすい制度になりました。
これらの制度を利用することで、
- 残業の発生しにくい部署での業務限定勤務
- 当直・呼び出し免除の相談
などの、調整がしやすくなります。
自己研鑽と称した研究活動については制限がないのですが、これらの制度を利用していると、そもそも声をかけられることが少なくなるようです。
理由② 子どもの体調不良で休みづらい雰囲気
子どもの体調不良は突然で、急な休みの申請は罪悪感を感じやすいですよね。自分しかやっていない業務がある場合は、引き継ぎ相手に連絡を取ることも気が重いです。
特に、有給が取りにくい職場だと、「また?」と言われるプレッシャーに耐えなければいけないことも。
辞めずに済む選択肢
私もそうですが、一定の期間だけ、時短勤務に切り替えることで、多人数で業務を行う部署(調剤・注射払い出し、など)への移動希望が出しやすくなります。
また、職場の雰囲気など、どうしても正社員で続けにくさを感じる時は、
- 時短正社員・非常勤への切り替え
- 子育て世代が多い職場への異動・転職
などを検討しても良いかもしれません。
理由③ 勉強・認定取得の時間が取れない
子育て中、他の職員は勉強や認定資格取得に励んでいるのに、自分はそう出来ないもどかしさや焦りを感じたことはありませんか?少なくとも私はそうでした。
一方で、家に帰ると家事と育児が目まぐるしく周り、とても勉強どころではない現実に直面します。
辞めずに済む選択肢
あくまでも自分の場合ですが、
- 「今はスキマ時間に、最低限の勉強が出来ていれば良い」と割り切る
- 新しい認定資格を目指すのは、子育てが落ち着いてからと決める
というスタンスで仕事に臨んでいます。
もちろん、家事育児と両立して、スキルアップを目指せる人はそのまま突き進んで良いと思います。
一方で私のように、日常の余裕が持てない場合は、「今自分にできることを、精一杯やるんだ!」と決めておくと心の余裕が違います。
理由④ 体力・メンタルの限界
どの職種もそうだと思いますが、子育て中は、通常の仕事に加え、子育てのタスクも加わります。
- 仕事+家事+育児のトリプル負担
- 夜勤や当直明けでも家事や育児を休めない現実
体力やメンタル面に限界が来ると、「病院薬剤師を続けるのが辛い」と感じることが増えていきます。
辞めずに済む選択肢
自分が今勤めている病院や、完全フルタイム勤務にこだわりがないのであれば、
- 勤務日数を減らす(週4・隔日)
- 業務負担の少ない病院に転職する
- 薬局勤務や一般企業など、病院以外の薬剤師業務を視野に入れる
などの選択肢を取ることが出来ます。
もちろん、地域や状況によっては「そんな選択肢は取れない」ということもあるかもしれませんが、今の職場で働き続ける義務はないんだ、ということを知っておくことで、精神的負担が少し減ります。
理由⑤ 将来が見えなくなる
周囲が、当たり前のように仕事をこなしていると、自分に焦りが出てくることがあります。
- 「この働き方、いつまで続けるの?」
- 「キャリアも家庭も中途半端に感じる・・・」
子育て中は、自分の将来がどうなっていくのかの見通しが立てづらく、気持ちが辛くなることも。
辞めずに済む選択肢
理由③や理由④でも記載しましたが、今は子育て中心でも大丈夫。
- 時短勤務など、期間限定で働き方を緩める
- 今は「生活優先期」と位置づける
子どもは徐々に成長していくもの。子育てと仕事の両立に悩むのももしかしたら、あと数年だけかもしれません。
今は自分を大事に、そして自分が大事にしているものに集中して、日々の生活を送っていきましょう。
「辞める」以外にもある、現実的な選択肢
「病院での勤務が辛い!」となった時に、退職を考える方も多いと思います。
しかし、昔と比べて今は徐々に働き方の多様性が増えており、完全に辞めなくても、雇用形態・業務内容・優先順位を変えるだけで楽になります。
選択肢例としては、
- 時短正社員
- 非常勤・パート
- 病院内の部署の配置転換
- 派遣・単発
- 子育てを中心とし、一時的にキャリアを止める決断をする
が挙げられます。
子供の成長と共に、そして家庭状況に合わせて、柔軟に雇用形態や業務内容、優先順位を変えていくことで、病院薬剤師を長く続けていくことが可能です。
それでも辞めたいと思ったら
「色々な手段を考えてみたけど、どうしても辞めたい!」そんな考えももちろんOKです。
辞めることは決して逃げではありません。自分が大事な家庭や子供たち、自分自身を守るために、最も良い選択肢を取っているだけ。
薬剤師資格は国家資格で一生使えるので、子育て中に合わなかっただけと割り切って、子育てが落ち着いてきたら、再スタートを切るのも良い考えです。
自分が一番大切にしていることは何なのかを考えて、ベストな選択肢を考えていきましょう。
まとめ
病院薬剤師を辞めたくなるのは、それだけ自分が色々な問題に立ち向かって、頑張ってきた証拠です。
一方で、「『辞める』か『我慢する』以外の道もあるんだ」「今の自分と家族を守れる選択をして良いんだ」とこの記事で知ってもらえたら嬉しいです。
以上、hiyokoでした^^
補足
以下のリンクも参考にしてもらえたら嬉しいです。





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