
今日は、hiyokoです。総合病院で薬剤師として勤務しています。
これから病院薬剤師を目指している方や、既に病院薬剤師でこれから子育てを予定されている方の中には、
「病院薬剤師って忙しそうだけど、子育てと両立できるかな?」
「働いた時の1日の流れがイメージできない・・・」
「時短勤務って実際どう?」
こんな疑問を持つ方も多くいると思います。
この記事では、実際に子育てしながら働く病院薬剤師の1日を、3パターンで紹介します。
- フルタイム/時短/休みの日のリアル
- 3児ママ薬剤師の現実
を、この記事でお伝えして、少しでも不安を抱えている方の手助けになれば嬉しいです。
この記事を書いた人
初めに私の紹介ですが、
- 総合病院勤務薬剤師
- 子ども3人
- 現在はフルタイム勤務(第1子出産前まではフルタイム、第3子が3歳になるまでは時短)
- 夜勤当直は現在免除中🙏(深夜業の制限申請済み)
- 残業は現在免除中🙏(所定外労働の制限(残業免除)申請済み)
- 土日日直は月1回
最近時短からフルタイムに戻りましたが、保育園の登降園時間の変化についていけない子供達を取りなすのに四苦八苦しています💦
子育てしながら病院薬剤師として働くのは大変?
子育てしながら病院薬剤師として働くことは、入社時や独身時は想像もつきませんでした。
今、実際に経験してみると、人によって程度の差はあるかとは思いますが、私の場合は、
大変です(笑)
特に、業務が忙しい時期(年末や長期休暇前の外来業務や、年度末の退職で人員が減る3月)や子供の体調が崩れやすい時期(夏場の胃腸炎や冬場の感染症ラッシュ)は職場でも家庭でも慌ただしく、あっという間に時間が過ぎていきます。
一方で、国や職場の制度が整ってきて、過去在職していた先輩方と比べて楽になった部分も沢山あります。
- 深夜業や所定外労働が申請で免除されるようになった
- 時間外労働時間にも制限ができるようになった(時間外労働の制限)
- 自己研鑽の名の下の、研究発表や論文作成をしなくても良くなった(子育て中にこれは本当に辛そうだった・・・)
勿論、楽になったと言っても、業務や育児の重なりで正直しんどい日もあります。
ただ、子育てで得られるものは多く、職場のキャリアアップと並行して、自分自身のレベルアップが出来ているのは大きな成果だと思っています。
【パターン①】フルタイム勤務の日のスケジュール
ここからは実際に私が経験した(現在している)1日のスケジュールについてまとめていきます。
※夫は仕事が朝早く、夜遅い場合が多いため、平日は自分がほぼ1人で回す前提でスケジュールを組んでいます※
5:30〜7:30|朝の戦争タイム
朝早めに1人起床し、子供達が起きてくる前に、洗濯や自分の準備を済ませます。時間が余ったら10分程、勉強も兼ねてブログを書いたりします。
子供達が起きてきたら、朝ごはんや水筒、お弁当の準備、晩ご飯の仕込みをします。
「あと〇〇分でご飯食べないと、そのまま保育園行くよー!」「着替えたらトイレ行ってねー!!」など、常に何かを叫んでいます(笑)
全員の準備が出来たら保育園へ20〜30分かけて送っていきます。
8:30〜17:00|病院薬剤師としての仕事
現在は中央業務(調剤、DI、外来窓口、持参薬鑑別など)を担当しています。大体10〜14時位が忙しい時間帯です。
時短勤務の時よりも実働時間が増えたので、腰痛や足のむくみなど身体的負担は増えました(泣)
一方で、子供の成長に伴い、時短勤務の時よりも保育園からの呼び出し頻度は減ったので、徐々に任される仕事も増え、少しずつキャリアアップしているのかなとも感じています。
18:00〜22:00|帰宅後〜就寝
残業を免除して頂いているので、毎日定時に保育園にお迎えに行けています。
帰宅後は、晩ご飯の準備や、保育園の荷物準備、皿洗いやお風呂の対応など、やることが山積みです。
以前は、子供を21時には寝かせなきゃ、というプレッシャーを勝手に感じ、一部の家事を朝に回そうとしたり、のんびりしている子供にガミガミ言って急かしたり、と色々やっていました。
結局家族間がギスギスするなど我が家にはあっていなかったようで、今は、22時までに何とか就寝すればいいや、とゆるく考えることにしています。
平日の自分の時間は、朝の10分と、仕事の昼休み時間1時間です。
【パターン②】時短勤務の日のスケジュール
ここでは、子供が3歳になるまでの時短勤務のスケジュールについてまとめていきます。
朝の流れ(フルタイムとの違い)
私の場合、時短勤務は9時からでした。フルタイムと比べて少し余裕があるかな?と思いましたが、実際はそんなことはありません。
- おむつの交換、着替えの手伝い
- 食事の補助、ミルク、食べこぼしの処理
- イヤイヤ期(自己主張期)への対応
子供が小さい内ならではのタスクが山積みで、出勤前の余裕の無さは、今とほとんど変わらなかったと思います。
勤務中の動き
時短業務中は、メインで業務を行う人の補助、という形の業務が多かったです。
メインで業務を行う人が休みの時にサポートに入ったり、昼休みの繋ぎで担当を変わるなど、自分がメインで行う仕事はほとんどありませんでした。
育休からの復職を3回経て学んだことは、周囲との関係づくりの大切さです。
ぽっと復職した自分がいきなり業務の改善点を挙げても、元々やってきた方からすればいきなりの変化に戸惑うこともあります。また改善案を出そうとしても、急に休んだり、すぐ帰るため、提案しても責任を取りにくいことも。
なので、3回目の復職後の時短勤務中は、口はあまり挟まず、環境の把握や、周囲との友好関係を気づくことに重点を置いて、
- マニュアルを確認して、自分で一通りの業務を把握、こなせるようになる
- 他のスタッフの動きを見て、自分が手伝えそうな部分を支援するようにする
- 業務中に見えた改善点や効率化案を自分でまとめておく
など、下積みを行う期間として行動していきました。
時短終了前あたりから徐々に、業務を継続することで見えてきた改善点を小出しに報告をあげるようにしています。
午後〜夜
時短勤務には他のスタッフよりも早く帰れるメリットがあります。
勿論、朝のように、子供に手がかかる時期なので、自分の時間はほとんど作れませんが、家事・育児とのバランスを取ることで、「時短=楽」ではないけど「仕事が続けやすい」環境を作ることが可能です。
【パターン③】仕事が休みの日のスケジュール
ここからは仕事が休みのスケジュールについて、平日と休日で分けてまとめていきます。
※夫は土日祝日も仕事の場合があるため、平日と同じく、自分がほぼ1人で回す前提でスケジュールを組んでいます※
平日休みの場合
私の勤める病院では、土日の日直当番を1日こなした場合、1ヶ月の平日の何処か1日が振替休日になります。
- 子供の病院受診の付き添い
- 1週間分の食料買い出し
- 家の掃除、夕飯の作り置き、など
土日に行うタスクを平日に振り分けてなるべくこなします。
特に、病院の受診などは、土曜日受診よりも早く終わることが多く、薬局もそんなに混み合っていないためおすすめです。
休日の場合
基本的には子供中心の1日です。
家にずっといると、子供が飽きてしまうため、朝起きたら掃除や洗濯を一通り終わらせ、日中は子供に付き添って外で遊んでいます。夕方の子供向けテレビ番組が始まる頃から、晩ご飯やお風呂の準備を始めて、あとは平日とほぼ同じスケジュールをこなしています。
休めているか、と聞かれると、「平日とほぼ変わらない」「完全オフではない」というのが本音です。
ただ、子供達の成長につれ、徐々に負担が減っている実感はある為、もう少し大きくなったら、自分のオフの時間も増やせるのかなと期待しています。
3パターンを比べて感じたこと
3つのスケジュールを比べて感じたのは、大変さの種類が違うだけで、どれが楽というわけではないということです。
フルタイム勤務は仕事中に集中できる反面、帰宅後の余裕は少なくなりがちです。一方、時短勤務は夕方に少し時間の余白ができる一方、勤務中に肩身の狭い思いを感じたり、頻繁な保育園からの呼び出しで、思うように業務を進められないこともあります。休みの日は時間があっても、家事や子供の予定で埋まることが多いです。
気持ちの面では、個人的には時短勤務の日が一番余裕を持ちやすいと感じました。フルタイムの日は達成感がある反面、疲れも大きくなります。休みの日はリフレッシュできる日もあれば、逆に疲れてしまう日もあります。
ただし、時短勤務では、フルタイムと比べて給料面で差が開くため、今後の将来設計に合わせて家計を見直していくことも必要です。
どの働き方が正解ということはなく、その時の家庭状況に合わせて選び直していいのだと思っています。
子育て中に病院薬剤師として働くために大事だと思うこと
これは自分の考えですが、子育て中は完璧を目指さないことが特に大事だと思っています。
過去に私の職場にいた先輩方は、どの方も真面目で正義感が強く、自分が他のスタッフと同じように働けないことに罪悪感を感じたり、子育てとの両立に悩んで辞めてしまう方が多かったように感じます。
「全然そんなこと気にすることないのに!」と当時独身の自分は思っていましたが、いざそちら側の人間になると、確かに言われていないのに「ちゃんとしなきゃ」「あれもこれも全部やらなきゃ」と思っている自分がいました。
子育ては一人で抱えるとパンクしやすいです。罪悪感を感じることなく、自分と家族のために、周囲に頼ったり、働き方を途中で変えてもいいと思っています。
これから病院薬剤師を目指す・続けたい人へ
「これから就職や転職する予定の病院で子育てと仕事を両立できるか不安」そんな方もいるかと思います。
一昔前までは、規模の大きめの総合病院で働くスタッフは男性が多く、子育て中の女性が活躍しているケースは少なかったように思います。
ただ、現在は働き方改革や子育て支援が国を挙げて行われ、そうした壁が徐々に減りつつある状態です。
子育てをしながら病院薬剤師を続けている方は、仕事だけに打ち込むのとは別に、自分自身のスキルアップも自然に行われているはずです。「病院薬剤師を続けてよかった」と思える日がきっと来ます。一緒に頑張っていきましょう💪
まとめ
今回は、子育てしながら病院薬剤師を続ける、実際のスケジュールについて記載しました。
勿論この内容は人によって千差万別で、自分に合う合わないもあると思います。
大事なのは、正解は一つじゃないということです。
自分にとって大事なことは何なのか、それを両立するためにはどんな働き方を選択するのか。ご家族や自分自身と話あって、自分にベストな選択が出来るよう日々考えて行動していきましょう。
以下のリンクも参考にして頂けると嬉しいです。
以上、hiyokoでした^^




コメント