今日は、hiyokoです。3人の子育てをしながら、総合病院で薬剤師として勤務しています。
私は現在日病薬病院薬学認定薬剤師(以下、認定薬剤師)の資格更新の為、日々勉強を行なっていますが、産休育休中は中々勉強がしづらいもの。
認定薬剤師の資格更新には継続的な研修受講が必要ですが、産休・育休中は思うように勉強時間が取れませんよね。
私自身、第一子の育休中は「今年の単位取得は無理かもしれない」と思ったことがありました。
授乳や寝かしつけで1日が終わり、自分の時間はほとんどありません。やっと子どもが寝たと思ったら、自分も一緒に寝てしまう毎日でした。
それでも、Web研修やe-learningを活用することで、育休中も少しずつ単位を取得することができました。
今回は、私が3回の産休・育休を経験する中で実践した、認定薬剤師の単位取得方法について紹介します。
認定薬剤師取得や更新の為の条件については過去記事に記載しましたので、良ければご参照下さい。

全ての方法が当てはまるとは限りませんが、「これなら自分でも出来そう!」という項目があれば試してみて頂けると嬉しいです^^
単位取得条件のおさらい
私が育休を取得していた当時は、
- 6年間で100単位以上
- 毎年度10単位以上
が必要でした。
特に「毎年度10単位以上」が育休中の大きな壁でした。
※現在は更新要件が変更されています。最新情報は日本病院薬剤師会のホームページや別記事をご確認ください。

私が実際に取った単位数
私が育休中に取得した単位は以下の通りです。
- 第一子育休中:0単位(中断制度を利用)
- 第二子育休中:19.5単位
- 第三子育休中:20単位
次に詳細を記載していきます。
第一子の育休中は中断制度を利用
第一子の育休中は、認定薬剤師の単位取得を継続する余裕がありませんでした。
初めての育児は想像以上に大変で、毎日の授乳や寝かしつけに追われ、研修を受講する時間を確保することが難しかったからです。
また、子供が入退院を繰り返している時期もあり、子供の世話で心も身体もいっぱいいっぱいでした。
そのため、私は日病薬の中断制度を利用しました。
当時は、「認定薬剤師の更新を諦めなければならないかもしれない」と不安に感じていましたが、中断制度があることを知り、復職後は上司へ相談したうえで手続きを進めました。
中断制度を利用したことで、「今年は単位を取らなければ」という焦りがなくなり、育児に集中できたことを覚えています。
第二子・第三子の育休中は単位取得を継続
第一子の経験もあり、少しずつ育児や家事の回し方にも慣れてきたので、第二子・第三子の育休中はWeb研修やe-learningを活用して単位取得を継続しました。
特にコロナ禍以降はオンライン研修が増え、自宅でも受講しやすくなりました。
子どもが昼寝している時間や、夜寝た後の時間を利用して少しずつ受講したことで、毎年必要な単位を取得することができました。
もちろん計画通りに進まない日も多くありましたが、「できる時に少しずつ進める」ことを意識していました。
学会や現地開催のセミナー参加は現在まで行っていません。子供達の手が離れたら徐々に再開できればと思っています。
産休育休中の単位取得で一番大切だと思ったこと
私が実際に感じたのは、「完璧を目指さないこと」です。8割位できていれば上出来だと思っています。
育休中は仕事をしていないため時間があるように思われがちですが、実際には子どものお世話が最優先になります。
特に乳児期は生活リズムも安定せず、勉強の予定を立ててもその通りに進まないことがほとんどでした。
そのため、
- 月に1回でも研修を受ける
- 10分だけでもe-learningを見る
- 今年は数単位でも取得できれば良しとする
という気持ちで取り組んでいました。
産休育休中も単位を継続して取得するためにやったこと
ここからは、私が単位を継続して取得するためにやったことをまとめます。
各薬剤師会や企業が主催しているwebセミナーに参加する
私が最も利用したのはWebセミナーです。
コロナ禍前は、対面での勉強会がほとんどだった為、セミナーを受講する為には現地会場に行かなければならず、移動時間が取られることがネックでした。
現在は薬剤師会や製薬企業が主催する研修会の多くがオンラインで開催されています。また、自分が所属している薬剤師会以外のセミナーも受講できるようになりました。
対面研修の場合は移動時間も必要ですが、Webセミナーなら自宅から参加できます。
特に子どもが少し大きくなってからは、休日に家族へ子どもをお願いして受講することもありました。
一方で、夜開催のセミナーでは、19時前後からの夜開催が多く
- 開始直前に子どもが起きる
- セミナー中に授乳になる
- 寝かしつけで参加できなくなる
ということも何度もありました。
育児中は計画通りにいかないことも多いので、「参加できたらラッキー」くらいの気持ちで申し込んでいました。
開催されるセミナーは有料の場合もありますが、多くは無料で受けられるため、産休育休中で給与が減った状態でも気軽に受けられるのがありがたいです。
日病薬主催のe-learningを受講する
日病薬(日本病院薬剤師会)では毎年7月〜8月の時期にe-learningが開設されます。
受講料として1年間で数千円払う必要がありますが、e-learningのメリットは、時間に縛られず、セミナーを受講することが可能な点です。
ライブ配信の研修会と違い、自分の好きな時間に受講できるのは育休中の強い味方です。
私の場合は、
- 子どもの昼寝中
- 夜の寝かしつけ後
- 夫が子どもを見てくれている時間
などを利用して少しずつ受講していました。
まとまった時間を確保するのは難しかったため、「今日は1講義だけ」と決めて取り組むことも多かったです。
短時間でも積み重ねることで、気付けば単位取得につながっていました。
一部セミナーは認定薬剤師より更に進んだ、「妊婦・授乳婦認定薬剤師」などの専門資格に必須の単位も取得することが可能です。
単位取得が難しい場合は中断制度もある
子育てが忙しくて、どうしても単位が取得出来ない!という場合は、職場の上司に相談して、中断申請を行うことがおすすめです。
日病薬では、特別な理由が生じた場合、中断期間の申請を行うことで、単位を継続することができます。
<質問4>
研修の途中ですが、産休・育休のため認定要件(毎年10単位以上取得)が満たせなく
なりました。研修を継続できますか。
【回答】当該年度を研修の中断期間として申請することにより継続できます。
本制度では特別な理由(出産・育児、病気・介護、海外留学など)により研修を継続で
きない場合に、原則として最長3年間研修を中断できます。研修を中断した場合は、中断
年度、中断理由を記載した中断証明書(書式自由)と所属長による証明を本制度の認定申
請・更新申請時に提出してください。認定小委員会で中断の可否について審査します。な
お、中断期間の取り扱いは年度単位となります。
最長3年間の中断が認められています。
中断証明書については、病院薬学認定薬剤師研修管理システム(HOPESS)内に様式データがあり、ダウンロードが可能です。
所属長の印鑑が必要な為、印刷して上司が押印→用紙をスキャンしてHOPESS内にアップロードすることで申請が可能です。
また、こうした決まり事は都度改訂される場合もありますので、最新の情報を日病薬のホームページからチェックすることも重要です。
育休中に単位取得で苦労したこと
育休中の単位取得で苦労したこともたくさんありました。
例えば、
- 研修申し込みを忘れる
- 子どもの体調不良で受講できない
- 自分自身が疲れて勉強する気力がない
- 予定していた研修を途中で離席する
などです。
特に子どもが小さいうちは、自分の努力だけではどうにもならないこともあります。
単位認定には、一定時間以上の視聴時間と、セミナー中に発表されるキーワードの入力が必要なことが多いです。
子供のトイレで呼ばれたり、急に泣き出し対応に追われているとせっかくセミナーを受講していたのに、キーワードを聞き逃し、単位が貰えないことも……
そのため、「今年は思ったほど単位が取れなかった」と落ち込む必要はないと思います。
まとめ
私は3人の子どもの産休・育休を経験しながら認定薬剤師の更新を続けてきました。
育休中は勉強時間を確保することが難しく、不安になることもあります。
しかし、
- Webセミナーを活用する
- e-learningを利用する
- 必要に応じて中断制度を検討する
ことで、自分のペースで単位取得を続けることは可能です。
育児と勉強の両立は簡単ではありませんが、無理をしすぎず、少しずつ前に進んでいきましょう。
同じように認定薬剤師を目指す方や更新を控えている方の参考になれば嬉しいです。
以上、hiyokoでした^^
以下の資料を参考にしています。


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